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<<   作成日時 : 2007/08/02 22:54   >>

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2005年2月 春になるとプロ野球のオープン戦が始まる。まだ寒い地方球場で今年の活躍を願って張り切る若手やベテラン選手を見ると今年も始まるなと感じる季節が迫ってきた。

250ccスクータの跡を継いだMTBルック車は、地方球場回りの足の役目も勤めなければならない。もちろん、そのまま走っていく体力は無いので輪行することにした。

「MTBルック車で輪行???」というのが現在の自分の本音であるが、存在だけは見聞して知っていおり、実際の輪行を知らないので考えるまま真面目に実行した。MTBルック車のハブにはクイックシャフトは付いておらず車輪を外すためにはナットを回して車輪を外す必要がある。そこで前輪だけを外せばよい輪行袋で一番手ごろなTIOGAのコクーンを調達した。

初めての輪行なのでオープン戦が始まる前に予め練習をしておかなければならない。身近に練習台にはちょうど良いローカル線が有るので休みに県境まで輪行してそこから国道を下って帰って来るルートを決めスケジュールを作って実行することにした。いくら走りの重いMTBルック車でも(このころになればもう重さが普通で無いことはなんとなく気がついていた)坂を下るだけなら大丈夫だろう。

無人駅を選んで晴れた休日の午前中に駅で自転車を畳み始めた。自宅で練習しておいたのだが思いのほか畳むのに時間ががかり午前中に県境にたどり着く電車を逃してしまった。とりあえず畳み終わった直後に来た電車に乗って途中駅までたどり着く。

途中駅までの電車は折り返すので、電車が発車しやすいように到着したホームは、進行方向とは反対方向になるホームに降ろされた。したがって、跨線橋をわたって反対側のホームへ行かなければならない。初めてMTBルック車を担いで階段を昇った。

重い、重すぎる。これはたまらない。田舎の路線を選んでよかった。客は自分しかいないから他人に迷惑をかけることは無い。もし混雑する駅を重たい自転車を担いでうろうろ歩いたらと思うとぞっとする。

午後、最初に県境まで行く電車が途中駅のホームにやってきた。自転車を積んで県境を越えて最初の駅で電車を降りた。県境にある峠の国道を一気に下る。

さすがに急勾配を下ると重たいMTBルック車でも速い。追い越していった車にカーブで追いつくことが出来る。冬にしてはやわらかい日差しの中を気持ちよく風と下りながら、次に電車に自転車を載せるときはどうすればいいのかと考えると心は晴れなかった。

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